2020年に使い始めたツール

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明けましておめでとうございます。2021年になったので、2020年に使い始めたツールを晒してみます。

Brave

BraveはAd Block機能がデフォルトで入っているWebブラウザです。Chrome系のブラウザなのでChrome用の拡張が使えます。何となく実験的に使い始めてみたところ、何となくそのまま使い続けています。変なJava ScriptやCookie、広告なんかをブロックしてくれるのは良いものの、たまにブロックしすぎてWebサービスが動かないことがあるのが何点です。Braeが出している広告に応じて何かリワードがもらえて、一応投げ銭などに使える機能もありますが、あまり真面目に使っていません。正直なところChromeで十分だと思います。

org-mode + Babel + noweb syntaxによる文芸的プログラミング

org-modeはEmacs用の軽量マークアップ言語であるorgを編集するためのメジャーモードです。orgは要するにmarkdownの様なものですが、Emacsに特化していて非常に高機能です。org-modeではBabelによって文章中にソースコードを埋め込むことや、実行することができます。Babelでは単純に文章中にソースコードを埋め込むだけではなく、文芸的プログラミングのツールであるnowebのsyntaxを使うことで、文章中に散らばったコードの断片を組み合わせて、更に一つのソースコードとして出力することができます (https://orgmode.org/manual/Noweb-Reference-Syntax.html)。

これにより、例えばorg-modeで設定ファイルの説明を書いて、そこから設定ファイルを生成するということができます。org-modeは例えばGitHubではmarkdown等と同様にhtmlとして表示されますし、pandocでも入力として使うことができるので、ソースコードを生成するとともにmarkdownなどと同様に通常のドキュメントとしても使うことができます。

pass

passはUnix哲学に基づいたパスワードマネージャーで、内部ではgitGnuPGを使っています。具体的にはパスワードをGnuPGで暗号化したファイルをgitで管理します。gitを使っていますがGitHubで公開すると何かあったときに良くないので、暗号化されたパスワードは自前のgitサーバで管理しています。

pass自体はCLIツールですが、Browserpassを使うことで他のパスワードマネージャーと同様にブラウザのフォームに直接パスワードを入力することもできますし、iOSやAndroidで使うためのpassforiosPassword Storeもあります。

Moneyforward

MoneyForward MEはクラウド家計簿ツールです。非常に多くの金融機関と連携することで、自動で家計簿を付けることができて便利です。各履歴の分類も自動で行ってくれるので、クレジットカード等を使っている分には特に何もせずに家計簿ができてしまいます。MoneyForward ME自体は以前からアカウントを持っていましたが、2020年に本格的に使い始めて、無料で連携できる10金融機関では足りなくなったので課金を始めました。